生還

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ドアクローズする前からAPUを幾度と無くON/OFFし、
APUが切れるとコックピットではウォーニング音が鳴り響き、
フライトエンジニアと思われるボーイングのつなぎを着た人(機体はA320だけど)が、
着席することなくひっきりなしに地上とコックピットを往来しており、
空調が全然入らないので冷風を送り込むクルマを接続してみたり、
切り離してみたりといった状況が延々と続いて一向に出発しなかったので、
ヒヤヒヤしまくっていましたが一応は無事にバリに到着しました。

シートはボロボロだし、壁はツギハギだらけだし、
トイレの電気は切れてるし、謎の水たまりがあるし、手書きで何かの注意が書いてあるし、
非常口座席のテーブルは元々あったものが無理矢理もぎ取られてるし、
CAさんがデモで使うライジャケはUS Airのロゴがマジックで塗りつぶされているものだし、
アナウンス用のマイクの接触が悪くて何を言っているのか分からないし、
ギャレーが近い後方では謎の小虫が飛び交ってるし、
バタビア航空さんのツッコミどころ満載の心憎い演出に感心しきりでした。
細かいことが気になる航空マニアの皆さんはガクブル必至なためお勧めできないかも。

所々に中国語の表記が残っていることから、中古の機材だと思われますが、
いい加減廃棄したほうがよろしいんではないかと・・・

ちなみにバタビア航空さんのCIメッセージは“Trust Us To Fry”とのこと。
きっとネタですよね?ネタとしか思えませんよ。



2023年10月

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