東チモ 3G SIMカードについて

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昨今の気合いツアーズではSIMフリーの通信端末を持ち込み、
現地でプリペイド契約のSIMカードを調達することにしています。
(他国ではSIMフリーではなく、SIM Unlokedと呼ぶことが多いですな。)

日本国内で使用している端末をそのまま持ち出しても
さすがは日本のキャリアだけ有ってほとんどの国でローミングに
対応してはいるのですが、通話料、データ通信料共に懲罰的とも思える
料金体系になっており腹立たしい限りなので、最低価格保証の
気合いツアーズとしてはコスト削減のためできるだけ使わないようにしています。

大抵は「国の名前 SIM」あたりで検索すれば、先人の知恵が借りられるものですが、
東ティモールに関しては日本語の情報はおろか、他言語でもきちんとした情報が
見つからなかったので、たまには恩返しをと我々の経験をご紹介しておきます。


とりあえずTimor Telecomへ突撃
DSC03438.jpg

データ通信ができるSIMが存在するのかすら分かりませんでしたから、
東チモ唯一の電話会社で有らせられるTimor Telecomショップに突撃して話を伺うことに。

そうするとあっさり3Gデータ通信ができるプリペイド契約があるとのことでしたが、
「今日は深刻なシステム障害が発生しているので明日来てね」とのこと。
参考に料金表のようなものを頂いて、ひとまずは退散です。


テトゥン語強敵
timor_sim_00.jpg

ノーマルプランとスーパーエコノミックプランが有って、
スーパーエコノミックプランだと、通話料がこんなにおトクになります!!
・・・みたいなことが書かれているんだと思います。恐らく。
データ通信については全く触れられていないので詳細は不明ですね。

「明日来てね」とは「面倒な客から逃げようとしているだけでは無いか?」という
嫌な予感がしつつも、翌日再びチャレンジしてみると・・・

あっさり東チモSIMゲット
DSC05124.png

翌日再びTimor Telecomショップへ出向いたところ、
悪い予感が的中することは無く、今日は契約できるらしい。

他の国で携帯を契約するのと同じように、パスポートを提示して、
住所は・・・ホテル名でOKとのことで契約を行いSIMカードをゲット。


SIMカードは2ドルになります
timor_sim_10.jpg

SIMカードの料金は2ドルで、そのうち1ドルが通話・通信料として使用可能ですが、
1ドルだけではあっという間に切れてしまうでしょうから使いたい分をチャージしておきます。
(注:東ティモールの通貨は紙幣が米ドル、貨幣が米セントと同価値の独自通貨センタボです。)

どの程度の料金なのか見当が付かなかったので、根拠は無いけど7ドルぐらい入れておくか?
それにしても店員のお姉さんのお名前Maria Jesusって、気合い入りすぎでしょー。


データ通信は従量制
timor_sim_21.jpg

timor_sim_20.jpg

料金のチャージをお願いするとレシートと番号が書かれた紙が発行されますが、
Timor Telecomの店頭でチャージすれば自分で端末を操作すること無く、
そのうちチャージされた旨が書かれている雰囲気のSMSが届きます。


チャージされた・・・っぽいっす
Screenshot_2013-04-21-17-07-37.png

SMSはポルトガル語?だか、テトゥン語?だか、英語で送られてきますが、
細かいことは気にせずフィーリングで何となく察するべし。
その後、インターネットに接続ができるよう、店員さんにネットワーク設定お願いし、
しばらくすると通信ができるようになりました。ちゃんと3G!!意外と凄いぞチモテル!!

ちなみに設定は・・・
 APN : internet
だけだったと思います。

データ通信の使い放題プランでなないので、通信しない時は
データ通信をOFFにしておいて下さいねとの丁寧なご説明がありましたが、
従量制だとしても日本人の感覚では大して高額ではなかったので、
気にしないで繋ぎっぱなしでも問題なかったかも。(※文末に補足を追記) 

ちなみにプリペイド残高の確認は「*#102#」をダイヤル。
(SMSではなくてダイヤル発信するとUSSDコードが実行されます。)
データ通信を使っても使っても無くならないので、7ドルも要らなかったか!?

データ通信の安さに調子に乗って日本に電話をしていたところ、
割とあっさりチャージ切れとなり強制切断。
さすがに回線交換までは激安ではなかったようです。そらそうか。
夜も遅いのでTimor Telecomさんは閉店してしまっていますが、
そういえば道端で怪しい紙の切れ端をペチペチやりながら
セルフォンがどうこう言っていた方々が沢山居たなーと思い出し、
怖いもの見たさで突撃してみた。


実は道ばたでも購入可!?
timor_sim_30.jpg

物売りのおじさんとは全く言葉が通じず、5ドルだとか2ドルだとか謎のやりとり。
いや、おいらは10ドル分のリチャージカードを10ドルで買いたいんだよ、
10ドル分に15ドルはおかしいだろ?12ドルでも高すぎる!!とか渋っていたら、
その5ドルとか2ドルとか言っているのはSIMカードの料金だったっぽいですな。

というわけで、Timor Telecomに出向かなくても、そのへんの怪しい露店で
テキトーにSIMも買えちゃったっぽいですが、合法か非合法かは知りませんし、
細かい話は全く分からなそうなので素直にTimor Telecomに行った方が安心か。

ようやく10ドルのリチャージカードだけを10ドルで購入してきて、
意気揚々とスクラッチ部を剥がし、記載されているリチャージ用の番号を
何度番号を入力しても・・・あれれれ!? 一向に残高に反映されません。
買った時点で既に薄汚れた怪しい感じだし、ううっ・・・これはやっぱり掴まされたのくわ!?

試行錯誤を繰り返していたところ、リチャージ用の12ケタのコードの先頭に
「100」を加えてダイヤルすることでリチャージが実行されることが判明。
おじさん疑ってごめんよ!!
(今回もSMSではなくて直接ダイヤル発信するとUSSDコードが実行されます。)

Timor Telecomさんで初回にチャージした時に発行されたレシートを見ると
番号の頭に「100」が記載されていましたが、道ばたのおじさんから購入したカードには
「100」が記載されていないところから気付いたのですが、
Timor Telecom用の電話機であれば「100」がプリフィクスされるので、
一般用には説明が記載されていないんでしょうか・・・ねぇ?


といったところで、2013年1月現在の東チモの通信事情でした。
こんなマイナーな情報を求めている人がいるのか甚だ疑問ではありますが、
通話・通信ともに意外にマトモに接続できましたので、
東チモにお出かけの際は是非お試し下さいね。


※補足
 後に調べたところ、Timor TelecomのWebサイトに情報が書いてありました。
 通常のデータ通信料金は1MBあたり$0.04ということなので、
 10ドルもチャージしておけば250MB利用可能。
 パケットパックのようなサービスもあるようですので、
 とことん使い倒す予定の方はチャレンジを!!

 申し込みはTimor TelecomショップかSMSにて。
 (以下、Webサイトからのコピペです)

 To acquire these packages can be done through the following methods:
  •In a TT shop
  •Send an SMS (Format SMS) to 8309 with the corresponding text to the Packages
   that you want to buy, following the table below:

 Packages / SMS Format / Cost to Join / Plafond MB
 
 Toke BL 3G Very Light / 12.5 / $12.5 / 500
 Toke BL 3G Light / 25 / $25 / 1536
 Toke BL 3G Lais / 45 / $45 / 3072
 Toke BL 3G X Lais / 70 / $70 / 5120

 こう見ると、地元の方々にとってはかなり割高な料金設定ですね。



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