| 5.1Ch対応のオーディオを構築してかれこれ1年以上が経過したけど、 俺が映画を見たり音楽を聴いたりするのは結局のところ夜が多く、 夜と言っても深夜である事が8割をしめるため、 ボリュームをブリバリ全開の大迫力で楽しめる事が少ないんですな。
結局のところ、ボリュームを絞ってこっそり聞くか、 高校生の頃に購入した古いヘッドフォンを使用する事が殆ど。 でもヘッドフォンが古いため、イヤーパッドの部分が劣化しまくっており、 合皮のような素材の表面がはがれて、耳の周りにこびりつくという始末。 朝食時に家族から「耳の周りに海苔が付いてるけど」と、 事情を知らない人が聞いたら訳の分からない会話が繰り広げられていたわけで。
こうなったら、新しいのを買うしか!! と思ったのはこれまた半年前ほどの話で、 それからいろいろと品定めをしたりしてたわけですな。 でも、値段と性能とデザインがシックリ来る物が見つからず、 今の今まで購入できずにいた訳ですナ。
ところが最近になって、タイマーでおなじみのS社さんからヘッドフォンの新製品が 一挙に発売になりやがり、まるで俺様のために発売したみたいじゃないかソ二一さん!!と、 勢い勇んで片っ端から評価してみたところ魅力的なシリーズを発見!! MDR-SAシリーズというのがSACDで再生される高い周波数までバッチリ対応であり、 装着感もシックリ来まくりだし、布巻きコードだし、 試聴したところでは音も俺好みな感じ。 これしか!!これは買わざるを得ないだろ!! とか思ったものの、お値段が・・・ちょっと、、いやヘッドフォンとしては結構高い。
SAシリーズのスタンダードモデルMDR-SA1000(SAで一番安いヤツ)でも実売ベースで2万円。 たかがヘッドフォンに2万とは、バカげているような気もするなぁとか思いつつも、 せっかく探し当てたのに買わないとは、なーんか納得がいかないので、 ダマされたと思って、思い切って買っちまいましたよ〜ん。 ってまたそのパターンかよ>俺。って感じですけど。
購入してきて早速あれこれと試してみたところ、 今まで使用していたヘッドフォンとは明らかに違う。 なんつーか、音の解像度が桁外れに高いというのか、 高音が心地いいし、音が重なった場合でも一つ一つの音がきちんと聞こえる感じ。 普通のCDでも十分に素晴らしいけど、SACDなんかで聞いちゃった日には感動モノですよ旦那。
今まではイコライザで高音や低音を高めたりと設定をいじって聞いていたけど、 このヘッドフォンだったらイコライザをバイパスさせて、 加工なしの状態で十分に好みの音が得らるというのがスゲェなぁと思った次第。 イコライザを通さないダイレクトモードだと高いS/N比が得られるわけで、快適さ倍増だぁね。 イコライザを通すとS/N比が下がりまくりなのは、アンプがショボいからだろという説もあるが。
あとは、イヤーパッド部が低反撥ウレタンだというのも、 新素材マニアとしてはうれしいところですな。 ひとつ上位のMDR-SA3000であれば、コードが6N(つまり純度99.9999%)無酸素銅を使用していたり、 ダイアフラムがHDナノコンポジットなんとかという素材だったりするので その点でのヒキは強いけど、なにせ高すぎ。 そこまでの音の違いが分かる耳では無いしさ。
しかし、原産地が中国だからか、作りがなーんかイマイチかなぁという印象が。 高校の頃に買ったヘッドフォンは、一万円しなかったにも関わらずちゃんと日本製で、 キッチリ作られている印象だったのでちょっと残念だなぁ。
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