| 「リスニング試験機器、ソニー製開示を答申 関係者は既知」 http://www.asahi.com/national/update/0221/TKY200702210311.html
元請けはソニーだが、プレイヤー本体の製造はミツミ丸投げであること、 昨年発生した不具合を反映して、見た目は一見同じだがかなりの改良が加えられており、 不具合の発生率を確実に低下させることに成功していること、 納入推定価格は2千円後半だというのに、不良率は驚異的に低いと言うこと・・・云々、 核心に迫る部分が一切触れられていないことに呆然とさせられます。 所詮一般紙の記者はそんなところなのでしょうか? または、読者のレベルにあわせて意図的に簡略化した記事なのでしょうか? っていうかね、メモリスティックなんか使うのはソニーだから等と下手な詮索をしてますが、 使っている単3乾電池はブリバリ全開でソニーって書いてあるんですが。節穴ですか?
一番の問題は、偶発的な不具合を避けることは出来ない電子機器を50万台製造して、 それを全国一斉に試験で使用しようなんてアイディアに無理があることだと思うんですが。 まぁ、機器側にもメモリースティックを使用するという仕様に、 ソニーのエゴが含まれている感じを否めないところもありますが。 (外付メモリがセンターからの要求仕様なのでそうしているのかもしれませんが、基本的には使い捨てなんだから、 機器の基板にF-ROMを直実装して、問題が出来た段階で書き込んじゃえばいいんじゃ?)
この件に関してはミツミ電機さんの努力は賞賛に値すると思うんですが、そうでもないのかなー。 いかに安く、いかに信頼性を高めるかということに注力されたエンジニアリングの鑑だと思います。
結論はお約束の「ソニーの技術力の低下を露呈する結果となった。」ぐらいなもんか。 情報を扱う商売してるだったらもっと面白いこと書けよ。ねぇ、ジャーナリズム宣言さん。
ちなみに当方、ゲートキーパーでも関係者でもなく、単なる信者ですので悪しからず。
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