| 道路交通法が改正される前に旧来の大型免許を取得してしまおうという事で始まった 運転免許取得強化月間ですが、ついつい魔が差してけん引免許も取得することにしちゃいました。 車とは無縁な仕事をしていますから、けん引免許を取得する理由が何一つ見つかりませんが、 連結や切り離しができる合体ロボットのようなものを操縦したいと思うのは 「健全な」男子として当然の成り行きといえましょう。(誤)
けん引免許とは750キログラム以上の被けん引車をけん引するために必要な免許で、 けん引という運転「形態」に与えられる免許ですから、普通や大型特殊の免許を持っている 人であればけん引免許を取得することが可能となっています。 しかし、実際に免許試験場や教習所で使用されるのは4トン車ベースのトラクターに 短いトレーラを連結したクルマですから、大型の車輌感覚がないと取得が困難であることは想像に難くありません。 ブレーキはもちろんクソ忌々しい「エアブレーキ」ですし。
マニアの間では大型特殊→けん引という順序がけん引を取得する最短コースであることが知られていますが、 あくまでけん引という形態に与えられる免許ですから、 大型自動車で行われるけん引の試験に合格しても、 その車輌で公道を走ることが出来ないという事態が発生します。 なんだかおかしな感じもしますが、そう定められて長年運用されていますからそう言うモノなんでしょう。 けん引という形態に与えられる免許とされていますが、一般的には大型自動車を持っている人が、 さらに大きな自動車を運転するための免許という位置づけでしょう。
今回大型自動車に引き続きお世話になる教習所では いすゞ自動車製の4トン車のベストセラーことフォワードのトラクタ仕様車に 教習所で標準的に使用されている短いトレーラを引っ張らせるという組み合わせで使用します。 車輌の長さは大型教習車より2メートル程度伸びて10メートル程度かと思われますが、 けん引車ですから大型自動車よりも回転半径は小さくなります。
回転半径は小さくなり取り回しはいいはずですが、 車輌が途中で折れるという今まで経験したことのないことが発生しますから、 しばらくは苦戦することになると思われます。
また、けん引の肝はバックとされており、教習でもバックに大半の時間が割かれるそうです。 よくけん引は「バックするときはハンドルを逆に切る」などと言われ、 方向転換が最大の難所と囁かれていますが、 方向転換のみならず直線バックですら困難だという噂。 そうは言っても「教習車は短いから簡単だべさ」と思ったら大間違い、 短いからこそトレーラの特性が露骨に現れ、バックの難易度を上昇させるそうでございます。
とまぁ、何も経験がないのに机上でゴタゴタ言っても始まりません。 とにかく乗って慣れていくしかないのかなぁというところ。 一体どうなる事やら当人も全く見当がつきませんが、本日教習スタートです。
なお、このけん引免許を取得すると国際運転免許での「ビットE」が付与されます。 これでB〜Eまでがそろいますから、フルビットも・・・夢じゃない!?
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