| ちょっと前の話になるんだけど、旗を製作したんですよ旗を。 何で作ったかというと、写真のように原チャに乗るときに必要だから・・・ というのは完全なネタで、まぁお手伝いで作らせていただいた訳ですが。
黄色の布と黒の布をまず袋状に縫い合わせ、 それを裏返して熱接着テープで接着し、 旗竿を通す部分を縫い上げて完成!!と言うと、いかにも簡単そうだけど、 何だかんだで苦戦し、結局夜遅くなったわけで。(そして寝ずに北欧へ出発)
それは良いとして、久々にミシンというマシンに触れてみたところ、 下糸巻きシステム(?)の調子が悪く、ガワを開けて調べることになったわけで。
するとなんですか、スゲェ男気溢れるメカニズムが詰まってるんですよミシンには。 モーターの回転運動からピストン運動に変換させるためのクランクシャフトや、 高速回転時の振動を抑えるためのバランサーと思われる部分なんかはエンジンそのもの。 糸送りや布送り、回転釜を駆動させるための無数の歯車などがひしめき合っているし。 恐らく30年以上の年代物だろうと思われるマシンなので、 メカ部分は殆どが金属で構成されており、サイバーな渋い光沢を放ちまくってるんですよ。 いやー、女性の道具だと完全にナメていたけど、 これからは男性の道具として尊敬していきたい!!と悔い改めたくなる気分さえしました。いいすぎ。
30年前でこんな凄いマシンが市販されていたんだから、 現行機種は相当なシロモノに仕上がっているんではないかと思ったわけで、 戦中は銃器、戦後はミシンと工作機械を作りまくっていらっしゃるという ジューキさんのホームページを物色開始。 (ちなみにジューキの語源はは「銃器」ではなく「重機」らしいです。)
んん、ヤバし!! 想像以上にミシンは進化しまくっていますよ!! 特徴として挙げられている機能を読んでいくと、 ウチの化石ミシンでは考えられない便利機能が山盛りではありませんか。
■完全自動上糸かけ ■タッチパネル ■自動糸切り ■自動糸調子 ■厚物縫い ■自動止め縫い ■自動ボタン穴かがり ■手元集中操作 ■前後左右送り機能 ■水平がま ■針誤挿入防止針止め機構 ■上糸なし検知機能 ■下糸残量検知機能
・・・云々、私が久々にミシンを使って不便だなぁと感じたところは ことごとく全てが解決されているわけですよ。 ここまで全てがテクノロジーにより解決されているとは痛快であるし、 ジューキは真のソリューション・カンパニーだよ兄弟!!という気もしなくはないかも。
つまりはアレですか、先日私がミシンと格闘した作業は 現在店頭に並んでいるミシンではサクッと自動で行われるものであり、 幼稚園児を持つママさんたちに相談したら 「何言ってるのこの人は?」という具合にバカにされるわけでしょうか。
つまり、パソコン業界で言ってみりゃぁ、 「ウチのパソコンってロードするのに、カセットだから10分かかる」とか、 「PC-9801って標準だとメモリが384kしかないから、増設しないとねー」 というくらいに時代遅れの悩みなんじゃ!?
・・・なんて例えを考えていたら、糞古いミシンに四苦八苦するなんて、 俺は非常に野暮ったいことをしているんじゃねぇか!? ここは一発新しいミシンを買って、苦労なくブリバリ縫いまくるべし!! といういつものパターンになってくるわけなんですが、 流石の俺も、ミシンを衝動買いするほどの瞬発力は有りませんでした。(当然)
誰か1台サクッと買って、最新のミシンはどんなもんなのか探ってみてくださいよ。
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