| 《注意》キーボードを交換したらあまりに打ち心地が良くて、えらい長文になっちまいました。 スイッチマニアの戯言なので、テキトーに読み飛ばしてください。m(_ _)m
パソコン本体付属のキーボードがメカニカルスイッチからメンブレンスイッチに変わってしまってからというもの、 別売品のメカニカルキーボードを使い続けている私ですが、 昨日秋葉をぶらついていたら、ぱっと見格好いいキーボードを見つけてしまい、 しかも試しにたたいてみたら、その操作感が絶妙で思わず購入してきてしまいましたよ。
ここ7〜8年の間、FILCO(ダイアテック)製のアルプス薄板バネメカニカルスイッチ採用のキーボードを 非常に気に入り、ずーっと使い続けてきたんだけど、 怒濤の勢いでの打鍵のお陰か、最近どうもヘタってきてしまっていたんですな。 この製品の売りである「プチッ」という薄板バネの発するクリック音も、 いつの間にか気付かないレベルまで弱まってきてしまったし、 スイッチの接点が酸化か硫化してきたのか一度しか押していないのに、 同じ文字が2文字入力されてしまう現象が多発していたんですよ。 高いスイッチであれば銀合金に金を貼ったりメッキしたりするので酸化や硫化に強いけど、 キーが100個以上付いて1万円しないキーボードにそんな高級仕様の スイッチを望むのは無理なところでしょうね。
で、今回チョイスしてきたのが、同じくFILCO製のMajestouch FKB108M/NWという機種。 スイッチはドイツCherry製MXシリーズのクリック感のないメカニカルタイプ。 何よりも、その打鍵感と打鍵時に発せられる 心地よい「カツカツ」という剛性の高い感じの音がたまりません。
クリック感がないと言う事で、今まで使用していたアルプススイッチに比べて、 淡泊な感じもするけれど、どっかで触った事のある感触だなーと思っていたら、 あのPC-9801シリーズの茶色い頃のキーボードにそっくりなんですよね。 Cherry製のスイッチはキーストロークが深めで、今回のやつも4mmと結構深い部類にはいるので、 使い始めはちょっと??的な印象も受けたけど、 使い続けているウチにその魅力にとりつかれつつあるような気がします。
Cherryのスイッチはイカすという話は何度か聞いた事があったけれど、 アルプス薄板バネ大好きっ子の俺としては、 日本人のくせにCherryとか言ってるんじゃねぇ!!なんて思ってたんですな。 こんなに素晴らしいフィーリングのスイッチだと知っていればとっくに使っていたなぁと。 これは自分の視野の狭さを悔い改め、Cherry大好きっ子として生きていかねばならないと思いました。
この製品が廃品になっても安心なように、 保管用として、新品をもう1つ買ってきたいぐらいの気分にされてくれますぜ。
ここまで素晴らしいスイッチだったら、家よりも使用頻度の高い会社でも使用したいところだけど、 メカニカルスイッチの宿命である騒音が会社で使えるレベルではないんだよなー。
会社では買い与えられた(というかフロンティア神代を無理を言って買ってもらった) パソコンに付いていたキーボードがミツミ製でメンブレンのくせに 結構押し心地の言いキーボードだったんだけど、わずか半年で死亡。 その後、自分で「騒音が少ないけど、押し心地がよくてコンパクトなヤツ」ということで取り寄せた NEC製のコンパクトキーボードを使用してるんだけど、 使い込めば使い込むほどメンブレンのヘタり感が気にくわなくて、 最近ちょっぴりご立腹気味だったりしています。
静かなキーボードということだと、結局メンブレンにならざるを得ないので、 キーボードフリークの間で大人気なFPUのHappyHackingKeyboardとかになるのかなぁ。 でも、仕様が俺にとってはマニアックすぎる感もあり躊躇中。 ファンクションキーはファンクションボタン+数字キーとかで、 エクセルでセルの編集をするのにキーを2個押さなくちゃならないのか!?ってことになるね。
素晴らしいキーボードと出会うと、会社で使っているキーボードがますますショボく感じるので、 気にしないようにしなくちゃダメなのかもしれないですな。
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