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Nomal けん引免許 /ちーかま (07/02/10(Sat) 09:54) #1280 1171069044.jpg/74KB
Nomal 1日目 第1段階 1・2時限目 /ちーかま (07/02/10(Sat) 19:04) #1281
  └Nomal 2日目 第1段階 3時限目 /ちーかま (07/02/11(Sun) 21:52) #1283
    └Nomal 3日目 第1段階 4・5時限目 /ちーかま (07/02/12(Mon) 20:35) #1284
      └Nomal 4日目 第2段階 1・2時限目 /ちーかま (07/02/25(Sun) 00:59) #1300
        └Nomal 5日目 第2段階 3〜5時限目 /ちーかま (07/03/18(Sun) 03:14) #1359 DSC01673.jpg/85KB
          └Nomal 6日目 第2段階 6・7時限目 /ちーかま (07/03/18(Sun) 20:23) #1370
            └Nomal 7日目 卒業検定 /ちーかま (07/03/21(Wed) 16:10) #1377 1174461285.jpg/43KB
              └Nomal 関連文献 /ちーかま (07/03/21(Wed) 20:56) #1378


親記事 / ▼[ 1281 ]
■1280 / 親階層)  けん引免許
□投稿者/ ちーかま 元帥(1015回)-(2007/02/10(Sat) 09:54:57)
    道路交通法が改正される前に旧来の大型免許を取得してしまおうという事で始まった
    運転免許取得強化月間ですが、ついつい魔が差してけん引免許も取得することにしちゃいました。
    車とは無縁な仕事をしていますから、けん引免許を取得する理由が何一つ見つかりませんが、
    連結や切り離しができる合体ロボットのようなものを操縦したいと思うのは
    「健全な」男子として当然の成り行きといえましょう。(誤)

    けん引免許とは750キログラム以上の被けん引車をけん引するために必要な免許で、
    けん引という運転「形態」に与えられる免許ですから、普通や大型特殊の免許を持っている
    人であればけん引免許を取得することが可能となっています。
    しかし、実際に免許試験場や教習所で使用されるのは4トン車ベースのトラクターに
    短いトレーラを連結したクルマですから、大型の車輌感覚がないと取得が困難であることは想像に難くありません。
    ブレーキはもちろんクソ忌々しい「エアブレーキ」ですし。

    マニアの間では大型特殊→けん引という順序がけん引を取得する最短コースであることが知られていますが、
    あくまでけん引という形態に与えられる免許ですから、
    大型自動車で行われるけん引の試験に合格しても、
    その車輌で公道を走ることが出来ないという事態が発生します。
    なんだかおかしな感じもしますが、そう定められて長年運用されていますからそう言うモノなんでしょう。
    けん引という形態に与えられる免許とされていますが、一般的には大型自動車を持っている人が、
    さらに大きな自動車を運転するための免許という位置づけでしょう。

    今回大型自動車に引き続きお世話になる教習所では
    いすゞ自動車製の4トン車のベストセラーことフォワードのトラクタ仕様車に
    教習所で標準的に使用されている短いトレーラを引っ張らせるという組み合わせで使用します。
    車輌の長さは大型教習車より2メートル程度伸びて10メートル程度かと思われますが、
    けん引車ですから大型自動車よりも回転半径は小さくなります。

    回転半径は小さくなり取り回しはいいはずですが、
    車輌が途中で折れるという今まで経験したことのないことが発生しますから、
    しばらくは苦戦することになると思われます。

    また、けん引の肝はバックとされており、教習でもバックに大半の時間が割かれるそうです。
    よくけん引は「バックするときはハンドルを逆に切る」などと言われ、
    方向転換が最大の難所と囁かれていますが、
    方向転換のみならず直線バックですら困難だという噂。
    そうは言っても「教習車は短いから簡単だべさ」と思ったら大間違い、
    短いからこそトレーラの特性が露骨に現れ、バックの難易度を上昇させるそうでございます。

    とまぁ、何も経験がないのに机上でゴタゴタ言っても始まりません。
    とにかく乗って慣れていくしかないのかなぁというところ。
    一体どうなる事やら当人も全く見当がつきませんが、本日教習スタートです。

    なお、このけん引免許を取得すると国際運転免許での「ビットE」が付与されます。
    これでB〜Eまでがそろいますから、フルビットも・・・夢じゃない!?
412×590 => 167×240

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▲[ 1280 ] / ▼[ 1283 ]
■1281 / 1階層)  1日目 第1段階 1・2時限目
□投稿者/ ちーかま 元帥(1016回)-(2007/02/10(Sat) 19:04:22)
    ついつい出来心で始まってしまったけん引免許教習。

    大型免許を取得するために初めて教習所に訪れ、けん引の教習車を見たときには、
    「あんなデカくて曲がるもの運転できるわけねぇだろ、っていうか同じ道を走るな!!」などと
    指をくわえまくって羨望の眼差しで見ていた記憶がありますが、それも過去の話。
    お陰様で大型車の感覚が身につきましたから今度は私が乗る番でございます。

    教習車はいすゞ製フォワードトラクター仕様が1台あるのみで、
    一応車番の割り当ては有りますが「けん引車」としか呼ばれていません。
    1台だけですが、流石にけん引まで取得しようという物好きは少ないらしく、
    大型車よりも簡単に予約を入れることができる感じで助かります。
    そもそも「物好き」で取る免許ではない気もしますが、気のせいと言うことで。

    今日はイベントが多かったので、いつもにも増して駄文が長々と続いてます。
    暇な方、私の駄文に慣れて屁とも思わなくなってしまった方はどうぞ。

    ■1時限目
    教官は大型車の時にもお世話になったことがある「白バイ教官」。
    事務所でもかなり上座にデスクを構えていますから、それなりに偉い人か、
    ひょっとしたら警察からの回し者かと思われます。(ちなみに下っ端は席すらない)

    教官運転によるデモ走行開始。
    けん引の教習車は大型車よりも荷台の幅が広く、車輌が長いので、
    今までより大きめに走るように心がけることと、
    急にハンドルを切ると関節が曲がりすぎて乗り上げるので、
    その辺は体で覚えて適宜調節してくださいと説明。

    バックについてはハンドルを逆に切るといわれるけれども、
    考えていると混乱して余計言うことを聞かなくなるので、
    単純に荷台が行った方向と同じ方向にハンドルを切り、
    適当なところでハンドルを戻すという動作の繰り返しをすればいいとのこと。
    あと、関節が一定以上曲がってしまうと後退で補正するのは困難になるので、
    ちょっとでも曲がり始めたら補正のハンドルを入れましょうと。

    一通りの説明が終わり発着点にて運転を交代。
    一歩も前進することなく、いきなりバックの教習から開始されます。
    折角初めてのけん引なんだから場内を爆走させてくれ!!と思いますが、
    一番の難関かつ一番の基本ですから、黙って直線バックに挑みましょう。

    右窓から体を乗り出して後方を見つつ、ハンドルは左手一本のみで操作。
    これがけん引でのバックの基本だそうです。いやぁ、なんだか玄人ぽくなってきました。(笑)

    言われたとおりにハンドルを右に左に切っていれば何とかまっすぐ後退しますが、
    助言なしでやろうとするとトレーラは好き勝手な方向に曲がりはじめ、
    それを補正しようとハンドルを切ると、事態をさらに悪化させるという泥沼状態。
    噂に聞いたとおり激ムズであり、一筋縄には行かなそうです。

    前進と後退を繰り返し、クネクネしながらではありますが何とかバックできるようなってくると、
    今度は後方の窓からのみ後ろを見てのバックに課題変更。
    右窓から視線と異なると、またまた失敗バックの量産です。

    後ろの窓からだとトレーラーがどっちに曲がってるのか分かりづらいので、
    補正のハンドルを入れるのも遅れがちになり、
    遅れている間にもトレーラーは勝手な方向に行きますから
    補正するにはハンドルを沢山切らないといけなくなり、
    沢山切ると戻し始めるのを早くしないといけませんが、
    戻しが遅れる間にもトレーラはあらぬ方向に・・・の繰り返し。
    端から見ると「蛇行運転の練習ですか?」といった感じになります。

    何回か繰り返し、成功率50%ぐらいか?といったところでバックの教習は終了。
    ちなみに直線バックは検定の課題にありませんから、出来なくてもいいらしいですが。
    (出来なくても良いですが、方向転換の際に必要になるのでやっぱり必要だね。後日追記。)

    その後は交差点の右左折、坂道の通過(停止、発進はなし)、
    見通しの悪い交差点と、大型車でお馴染みの所内を走ります。
    右左折時にミラーで後輪の位置を確認すると車輌がぽっきり曲がっていて気持ち悪いですが、
    大型車よりも頭を突っ込み気味に運転するだけで大きな差は有りません。
    ブレーキも忌々しいエアブレーキですが大型車の時に散々工夫しましたから問題なし。
    そうこうしているうちに時間終了。

    総評「バックは少しでも曲がったと思ったらすかさず補正するように心がけましょう。
       まぁ、慣れですからそのうちできます。そんな難しくもないですから。」

    前進は指摘を食らうこともなく問題ないですが、とにかくバックが激ムズ。
    「そのうち出来るようになる」ような気がしません。


    ■2時限目
    教官は大型教習の時に3回ばかりお世話になった、茶目っ気が漂う中年男性。
    実はけん引も教えていたとは、人は見かけによらないですな。

    教官「前の時間はまっすぐのバックをやりましたよねー」
    私 「まっすぐではないですが、まっすぐを目指してバックしました。」
    教官「この時間ではそれを発展させて曲線のバックをやってみましょうよ。」
    私 「・・・・・・はっ、はい。」

    直線バックも満足に達成できないのに、
    曲線に沿えるわけがないだろうと思いながらも望みます。

    しかしまぁ、トレーラーちゃんったら全く持って言うことを聞いちゃくれません。
    目安となる白線に食い込んだり、逆方向に逸れたりでまたまた蛇行運転の練習に。
    そうこうするうちに何とか「こんな感じかなぁ」と分かってきましたけど、
    油断しているうちにトレーラーは明後日に向かって激進してます。(汗)

    教官「右、気持ち右、少し戻して、全部戻して、今度は左、左、左いっぱい、すぐ戻して・・・」

    「右」と「左」を今までの生涯の中で一番聞いた一日になったような気がします。
    精密なハンドル操作が要求されるのに、操作するのは遊びやガタの大きいトラック。
    豪快な中にも繊細な観察と操作が要求される乗り物といえましょう。

    私 「・・・全然ですねぇ。」
    教官「まぁ、最初に比べればだいぶ良くなったでしょ。一応まっすぐだし。
       じゃあ、今回はこれくらいで。」

    というわけで、一応課題クリアということとなり、お楽しみの前進タイム。

    いきなり、S字カーブとクランクを課されビビリましたが、
    大型車の時よりもハンドル操作を遅らせ大回りを心がける程度で通過できます。
    しかし、後輪の位置を確認しようとミラーを見ると、
    車体が曲がってあり得ない位置に後輪が見えるので調子が狂うなぁ。
    なんだか他人が運転している後続車を見ているような感じ。

    丁寧に運転をしていても連結部があるからか結構ガタガタを感じます。
    ギアが高すてノックしてるか?と勘違いしそうになりますが、
    そのガタガタうるさいのが正常状態。さすが漢の乗り物です。

    総評「バックでは早め早めに修正してあげないと修正が困難になるので、
       ちょっとでも曲がったと感じたらすかさずハンドルを入れましょう。
       慣れの問題ですから何度かやっているうちに分かりますよ。」

    本当に慣れることができるのか、かなり疑わしいところですが・・・。


    とにかく、バック有るのみ。
    バック有るのみですが、ボスキャラをゲームの初っぱなに出現させるようなもので、
    例に漏れず苦戦しております。

    ホントに免許取れるのかなぁ・・・。
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▲[ 1281 ] / ▼[ 1284 ]
■1283 / 2階層)  2日目 第1段階 3時限目
□投稿者/ ちーかま 元帥(1018回)-(2007/02/11(Sun) 21:52:15)
    3連休だというのに珍しくどこにも行かず真面目に(?)教習所に通いますよー。
    今日は他の時間の予約がいっぱいだったので19時から1時間だけの乗車。
    あまりの寒さにクルマで行きたくなりましたが、
    短時間に乗り換えると車輌感覚に混乱を来しそうなので自転車で突撃。

    トップガン計画とか言って始まった教習所通いですが、
    車種が車種なので「トップカーゴ」と作戦名を改めることにしましょう。
    目指せ、輸送隊長。(イカさねぇ・・・。)

    ■3時限目
    配車券を見るとなんだか嫌な雰囲気の名前が書いてありましたが、
    まさかけん引にまで出没することはないよなー。何かの間違いだろうと・・・。

    時間になり現れたのは目を疑うことに天敵の「トップガン教官」改め、
    天敵の「トップカーゴ教官」。
    けん引もやっているとは聞いてないよ!! 先が思いやられます。

    珍しく、最初から運転席に座らされ発車指令が下ります。
    本線のど真ん中に停車していましたから、そのままそろそろ走り出そうとすると、

    教官「発車合図を出してください。」

    ・・・相変わらず一切の妥協は許されない模様。

    走り出して早々にクランク、S字カーブへの突撃指令。
    仕入れた情報によればクランクは試験課題にないそうですが、
    逆らう余地は残されていませんから突撃。
    そうは言ってもそんなに難しいわけでもありませんからあっけなく成功。
    台車の後輪を見ようとすると、やはり車輌が折れ曲がっていて気持ち悪いです。

    トップカーゴ教官からの指摘がないところを見ると、
    戦場でも通用するクランクとS字カーブの走りだったと言うことでしょう。(嘘)

    教習車が公道に出て所内の混雑が解消し始めると、
    つまづき気味の直線バックからバックの刑・・・ではなくバックの教習開始です。

    トップカーゴ教官とけん引でバックの教習とは、
    自信をことごとく失わされたみきわめの悪夢がよみがえりますが、
    余計なことを考えるのが一番の敗因であることが分かっていますから、
    真面目に望みましょう。あくまで真面目にね。

    昨日は問題児のトレーラちゃんがあまりに言うことを聞かないので、
    おもむろに解結して力いっぱい突放してやろうかと思ったくらいでしたが、
    今日はご機嫌が宜しいのか割とまっすぐ進んでくださいます。
    右窓からのぞき込みながらの後退、後ろの窓から見ながらの後退いずれも
    数本繰り返し、クニャッと行きそうなこともありましたが何とか持ちこたえて成功。

    次は車輌が折れた状態からまっすぐに戻す課題。
    連結部を30度程度曲げておき、そこからバックでまっすぐに戻してくださいと。
    そんなもん、すこし前進すればいとも簡単に戻るでしょうよと思いますが、
    バックがご希望だそうなのでバックで戻してやりましょう。
    右窓から見てやればそれなりに戻せますが、後ろの窓からではなかなか難儀。
    恐るべし後ろ窓。かなりの強敵でございます。
    こちらも何度か繰り返し、「むむぅ、微妙」というレベルまで達したところで終了。

    さーて、そろろろお楽しみの前進タイム!!
    ・・・ではなく、今度はバックでトレーラに角度を付ける練習。
    方向転換に必要な操作を一つ一つ分解して教えてくれているような感じでしょうか。

    適当に車輌を曲げたところで、クルマから降りて状態を見てみましょうと言うので、
    サイドブレーキを引き、ギアをニュートラルにするのを「忘れて」クラッチペダルをあげると、
    降車する体勢になっていた教官を振り落とさんとクルマは大きく揺れます。
    流石巨大エンジン&巨大フライホイールの慣性力、スターツアーズばりの挙動を生み出してくれます。

    教官「!!!」
    私 「すっ、すいません!!(おしい!!もう一歩だったのに)」

    敵に背を向けた時は死ぬときだ。
    生きて帰りたければ、トップカーゴ教官として良く覚えておくように。(ぉぃ


    ・・・わざとじゃないですから仕方ないでしょー。勝手に気を取り直して教習再開。

    2回くらいでトレーラーにそれっぽい角度をつけることに成功したので、
    そのままやってみましょうと言うことで、方向転換用の枠へ後退続行。
    不思議なことにすんなり枠に収まり方向転換成功。さすが俺。(偶然です)

    調子に乗って第2ラウンド開始。
    んなもん、ブリバリ速攻で決めてやるぜ!!と思うも、
    気を抜いてハンドルを逆に切りはじめたためタイミングが遅れ、今後は見事に失敗。
    トレーラー様は見事にへし曲がって明後日の方向を向かれています。
    一度前進して曲がりを修正して助言を受けつつ再度後退。辛うじて入りました。

    何度か繰り返し、成功率は50%ぐらいでしたが、
    いずれも1回切り返せば入りましたから、初めてにしてはいいところか?
    試験では1回までの切り返しだったら減点無しだし。

    一般的に教習所では、「あの2本目のポールが見えたらハンドルを一回回して、
    今度は角が見えてきたらハンドルを戻して・・・」なんて教えてくれるもんですが、
    厳密にはそう言う教え方は禁止されているらしいですな。
    トップカーゴ教官ったら、トレーラに至ってもそれを遵守されているのか、
    そういう教え方をしてくださいません。
    見える対象物とハンドルを回す回数を教えてくれれば簡単でしょうに・・・。

    そんなこんなで、ほとんど前進することなく時間終了。

    教官「いかがでしたか?」
    私 「難しいですねぇ。まだまだですね。」
    教官「そうですか? 結構綺麗に決まってましたから、あとは場数ですよ。」

    不可能に思われた直線バックもできるようになり、
    方向転換も出来るようになるかもしれない気がしてきましたゾ。


    でね、この2日間体をよじって後方ばかり見てたでしょ。
    そしたら右首と右肩と右背中と右腰が酷く筋肉痛なんですよ。
    ついでに激重クラッチを絶えず半クラにしていたため左足も瀕死。
    こんなんで明日もトレーラーに乗れるのか?
[ 親 1280 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 1283 ] / ▼[ 1300 ]
■1284 / 3階層)  3日目 第1段階 4・5時限目
□投稿者/ ちーかま 元帥(1019回)-(2007/02/12(Mon) 20:35:32)
    昨日から顕在化し始めた筋肉痛、朝起きるとさらに悪化してました。
    予想外の敵ですが、今日も2時間予約を入れてしまってますし、
    やる気ゼロの状態でフラフラと自転車で教習所へ。
    今日も引き続きひたすらバックに明け暮れますよー。

    ■4時限目
    大型車の時にもお世話になっているリーゼント気味な「元ヤンでしょ?」なお方。
    見た目で素人加減がバレたのか、「免許取れたらプレジャーボートでも引っ張るの?」とのご質問。
    小型船舶1級だったら取りたいですが、引っ張る予定はございません。
    っていうか、そんなものを買えるような稼ぎは到底ございませんが、
    一応ハッタリでもかましておきましょうか。「まぁ、そんなところです。(大嘘)」

    直線バックで大丈夫だろうというご判断が下ったのか、
    「じゃあやってみましょう」と唐突に右バックでの方向転換開始。

    相変わらずよく分かってませんが適当に左へ右へハンドルを切っていたら、
    なぜか綺麗に枠に収まりました。さすが俺・・・ではなく、もちろん偶然。

    「なーんだ、出来るじゃないですか」と勘違いされ、
    立て続けに第2ラウンド続行。

    「俺、ひょっとして出来るようになったのかも!?」と幻想を抱きながらバックしますが、
    出来るようになっているはずもなく、当然のように撃沈。
    連結部に角度を付けすぎて復帰不能状態となりました。

    第3ラウンド。第2ラウンドと同じく連結部に角度を付けすぎ撃墜。
    全く同じ結果に教官も若干不機嫌そうです。

    第4ラウンド。今度は逆に角度が浅すぎてまたまた轟沈。
    ・・・いよいよ煮詰まって参りました。(汗)

    教官「何でそこで左に切るの。必要ないだろ。」

    教官の語調が強まります。
    一回前に出してから入れればいいかと前進しようとすると、

    教官「だ、バックで入れるンだヨ!!」

    ひぃーっ、先生ったら昔に戻ってますよ。抑えて抑えて・・・。

    無理くり押し込み、無惨な状態で枠内に収納完了。
    (トレーラとトラクタが一直線にならなければ試験は合格できません。)

    教官「どうする、もう一回やる?」
    私 「もう一回やらせてくださいー。(泣)」

    その後も入ったり入らなかったりの繰り返し。
    教官も昔に戻っていたことを気付いたのか、語調も柔らかに。
    何とか生きてクルマを降りることが出来そうです。

    総評・・・特になし。

    冬だというのに後方を見るために窓全開でしたが、いろんな意味の汗が額から流れています。

    トレーラートラックは使い方を誤るとタイムマシンにもなるようです。


    ■5時限目
    教官は大型車でも3回ぐらい教わりましたし、けん引でも2現目にお世話になり割と親しい方。

    教官「どう、少しは慣れました?」
    私 「前の時間の方向転換は散々でした。まだまだです。」

    この時間も引き続き、右からの方向転換の教習だそうです。うへぇ。
    じゃあ、まずはやってみてよということで、方向転換開始。
    偶然にも理想のラインで枠に収まり成功。
    つべこべ人に言われないで、自分の感覚だけ信じていたほうがいいんじゃないのか?なんちて。

    第2ラウンド。傾向と対策から言うと失敗するわけですが、やっぱり失敗。
    角度付けすぎです・・・って1時間前と全く同じ事をやってる成長しない人。

    3、4回方向転換をやって、所内を一周走って気分転換して、
    また3、4回方向転換をするという繰り返し。

    ブレイクが入るのは大盛況の大型車も方向転換の場所を使いますから、
    ひとりで占領できないという教習所の事情であったりもしますが、
    気分転換した後はすんなり入ったりするから不思議なところ。
    といっても、安定して毎回入るわけでもありませんから、相変わらず微妙です。

    総評「理想の角度を出来るだけ早く作って台車を枠に突っ込み、
       そこから台車の角度に応じて調整できる余裕を残すようにしましょう。」

    分かってますよ。分かっているのと出来るとでは訳が違うというのは、まさにこの事。
    出来るようになったという確信を得ることは出来ず、煮え切らない感じです。
    ホントにこんな状態で大丈夫なんでしょうかねー。

    で、クルマを降りて教習簿を確認すると、マル修のサイン。

    第1段階って6時間だと思い込んでましたが、5時間で終わりだったようです。
    みきわめOKということで第2段階に進むことが出来ましたけど、
    進めたという達成感はなく、気持ちは曇ったまま。

    なーんか、ストレート合格に陰りが見えてきたような気がする今日この頃です。
    一発逆転なるか!?
[ 親 1280 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 1284 ] / ▼[ 1359 ]
■1300 / 4階層)  4日目 第2段階 1・2時限目
□投稿者/ ちーかま 元帥(1027回)-(2007/02/25(Sun) 00:59:30)
    ■1時限目
    教官は「白バイ」教官。今日も角刈りの毛先が完璧にそろってます。
    知らない間に第2段階に進んでいましたから、どうやら今日は1時限目っぽいです。
    っぽいです・・・というのは↓のような流れでこれといった説明がなく、よく分かってないから。

    ロビーで待機
     ↓
    「アイツか」とお互い目が合う。
     ↓
    軽く会釈
     ↓
    無言の圧力で牽引車まで連行
     ↓
    教官が運転席に向かうので、一応助手席に乗車。
     ↓
    教官、漢らしい加速&シフトチェンジで方向転換ゾーンまで無言で爆走
     ↓
    「じゃあ、替わりましょう。」の一言で運転交代。
     ↓
    よく分からないけど、方向転換開始。

    幾ら漢らしい風貌であっても、商売なんだから目だけで語ろうとしないでください。

    先週は野暮用のために来られませんでしたから2週間ぶりの牽引車。
    最初は調子が合わなかったものの次第に思い出しました。

    危なっかしいライン取りになってくると教官の指示が入りますが、
    教官「左、ちょっと左、戻して。右。ちょっと左。右。右いっぱい。そのまま。」
    ・・・簡潔。つべこべ言わず体で覚えろと言うことでしょう。

    後半は割と高い成功率で入るようになり、なんだかコツがつかめちゃったのかも!!
    なーんて、ぬか喜びしているとトレーラはおかしな方向を向いてますから、油断できません。

    何回か繰り返し、大丈夫だろうというご判断を頂けたのか、
    「じゃあ、右バック方向転換での卒検コースを走ってみましょう」とのこと。
    まだ1時限目なのにもう卒検コースとは、さすが白バイ教官。
    とはいっても、前進は大型車の感覚と同じようなモンでイケますから特に問題なし。
    方向転換も一応一発で入りましたから、検定合格、卒業!!というわけにいくわけもなく、

    教官「いいでしょう。じゃあ、また方向転換。」

    規定時間まではずーっとこの調子なんでしょうな。
    「けん引」免許ではなく、「けん引方向転換」免許って感じだね。

    総評「普通のクルマであれば行けるかなーって状態は、けん引では既に無理な状態。
       少しでもヤバいと思ったら大胆に修正して立て直しましょう。」

    若干だが進歩出来たような気がして気が楽になりましたぞ。
    無理だと思えたことも意外と何とかなるようです。


    ■2時限目
    大型車の修了検定の時の「注意散漫な感じ」と書いた教官。

    寝ているのか、指示するのを忘れているのか分かりませんが、
    指示がとぎれることがあるので、そんなときには聞き返すなんて野暮なことはせずに、
    ここぞとばかりに自分の好きな方向に曲がってやりましょう。

    今回ももちろん方向転換から開始・・・しようと思ったら、
    大型車の2台も方向転換の課題らしく、場所が全然あきません。
    イス取りゲームのように外周をトロトロ走っておいて、
    場所が空いたと思ったら方向転換場所に爆走し奪取します。

    右からの方向転換ではやっとコツのようなものが分かってきて、
    ナカナカの確率で決まるようになりましたが、それでも教官の理想とは違うのか、
    関節はもっと曲げないように奥を狙って入れた方が簡単などと、
    親切丁寧に図を見せながら教えてくださいます。

    こちらはこちらで折角コツをつかみかけているんだから、
    黙って俺の好きなようにやられてくれよと思うわけですが、
    良かれと思って解説してくれているんですから、多少は付き合いましょう。

    方向転換、場内一回りの繰り返しですが、ライバルが他に2台もいるので、
    普段よりも場内を普通に前進している時間が長めになりました。
    時間が余ったからか、試験課題にない坂道発進をしろとか、
    クランクにUターン気味にアプローチしろとか、勝手に難問を作って与えないでくださいって。
    しかし大型車より回転半径が小さいけん引車なので、絶対無理でしょ!!と思えるようなコースでも
    意外とすんなり通過できちゃったりするので痛快です。

    最後の頃になり、右からの方向転換は大丈夫そうですから左から入れてみましょうかとのこと。
    最初は何も言わずにやってみましょうと試しますが、完璧に失敗。
    ミラーだけで車輌の折れ具合を調整しろって・・・無理だって!!

    総評「右からでも左からでもクルマの進め方は同じです。今日はあまり時間が取れませんでしたが、
       次回以降またじっくりやっていきますから大丈夫でしょう。」

    やっと右からのバックが出来るようになってきたと思ったら、
    今度はさらに強敵の左バックが出現し、またまた苦難の道の始まり。
    次回以降もじっくりとバックの教習が続くようです。
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■1359 / 5階層)  5日目 第2段階 3〜5時限目
□投稿者/ ちーかま 元帥(1047回)-(2007/03/18(Sun) 03:14:03)
    蔵王やら仙台やら野暮用やらに阻まれ続け、3週間ぶりの教習。
    こんな企画(?)が有ったことすら忘れていらっしゃる方も多いかと思いますが、
    まだ全然安心できるレベルに達してないんですよ!!
    3週間ぶりと言うことでヘコヘコなんだろうと思いつつ予約確認票を見てみると、
    目を疑うことに3時間も教習が突っ込んで有るじゃないですか。
    何でまた今日に限って3時間も突っ込んだんだよと自分を呪いつつ教習所へ。

    あとね、今日はけん引教習を3時間済ませた後に出勤したため、現在かなりのグダグダ状態です。
    そのグダグダ感がにじみ出し、冗長なテキストになってしまっているような気がしますが、
    テキトーに読み流してくだせぇ。

    ■3時限目
    教官は大型修了検定と直前の2時限目にお世話になっている男性。
    教習車は13号車・・・1台しかないですが。

    久々も良いところですから「バックなんか出来なくなってるのでは?」なんて
    気もしてきますが、時間超過しないように平静を装いトレーラトラックに挑みます。
    今日の教習内容も方向転換がメイン。ほとんどバックに明け暮れます。

    前回の挑戦で初めて挑戦した左バックでの方向転換ですが、
    「んなもん、出来るわけねぇだろ馬鹿。」と言いたくなるくらいの難易度でした。
    左側のミラーだけで台車と縁石の位置関係と折れ具合を調節しろなんて、
    世の中おかしな事を考える人もいるもんです。(ぉぃ
    ミラーは大型車特有の大きな凸面鏡ですから、映る像はかなりゆがんで見え、
    それだけを頼りに正確に車輌の挙動を把握するというのはかなりの難易度。

    教官に「まぁやってみましょう」といわれ、特に指示のないまま左からの方向転換開始です。
    開始ですが、あっという間に台車はイン側に食い込み撃沈。
    前進してやり直すもまたまたイン側に食い込みすぎ。
    再び前進してやり直すと今度は台車の角度が甘すぎてアウト側に寄りすぎ。
    全く入る気がしないんですが・・・。(汗)

    そこでやっと教官のデモ走行開始。
    そう言えば左方向転換のデモ走行見るのこれが初めてじゃん!!
    出し惜しみしないでもっと早く実演してくれればいいものを・・・。

    さすが教官、危なげなくすんなりと・・・と言いたいところですが、
    アプローチ時は角度が余過ぎて、折り直すために逆ハンドルを入れたり、
    最後はまっすぐに伸ばすタイミングが遅れて修正のハンドルを当てたりと、
    お世辞にもあまり綺麗とは言えない感じですが、わざと?

    教官「実は2回ほど失敗していますが、修正のハンドルを適宜入れれば入っちゃうもんです。」

    「実は」とか言われないでも結構気付いちゃってりしてますが。
    この教官がデモ走行をしたがらない意味がよく分かりました。

    教官「じゃあ運転代わりましょう。数をこなすのが一番ですから。
       どんどんやって貰って、分からないことがあったら聞いて下さい。」

    なーんか違うような・・・。
    教官に苦手なデモ走行をこれ以上強要するのも酷ですから、バシッと決めてあげたいところ。

    その後も折れすぎてパイロンに突撃しそうになったり、
    折れなすぎてアウト側のポールをなぎ倒しそうになったりもしましたが、
    何とかはいることが出来るようになってきた気がしなくもない。

    総評「戻し初めが遅れる事が多いですから、早すぎるかなぁと思うくらいで一度戻してみましょう。
       遅れてしまうと修正は困難ですが、早すぎなのは容易に修正できますから。」


    ■4時限目
    出ました、角刈りの「白バイ教官」。
    例によってほぼ無言で方向転換に連行され、無言のまま左からの方向転換デモ走行開始。

    ぬぬっ!!!美しすぎるライン取り。しかも凄く高速。
    「兄貴、どこまでもついて行きます!!」という台詞が出そうになるくらいの素晴らしさ。
    点数を付けるなら100点満点中500点くらいに達しそうな勢い。
    薄々気付いてはいましたが、この男ただ者ではありません。

    教官の「じゃあ交代しましょう」という指令で運転席に座り、
    左からの方向転換の教習が始まります。

    白バイ教官、会話らしい会話をしていないにもかかわらず私のハンドルさばきを観察し、
    勘がつかめていない事を察されたのか、今日はいつもにも増してハンドル操作の指示が多い。

    教官「左、戻して、左半回転、ちょっと右、ちょっと左、左いっぱい、半回転戻して、
       左いっぱい、戻す戻す戻す!!、ちょっと右、そのままこらえて、ちょっと右・・・」

    そのハンドル操作の指示に従うと不思議なことに、デモ走行同様美しいライン取りでバック完了。
    すげぇ、すげぇすぎる!!! あなた一体何者なんですか?と問いたい。

    細かすぎるのでは?と思えるほどの数々のハンドル操作の指示は、
    トラクタと台車の角度が常に正確な角度となるようにするためのものですが、
    鬼指導によるバックを繰り返していると、不思議なことにその勘がつかめてきちゃいました。

    それからは左バックが自分でも驚くほど成功しまくり。
    なんだか狐につままれたような感じさえ覚えます。

    総評「切り始めのタイミング、戻し初めのタイミング。
       あとは台車との角度を一定に保つこと。それに尽きます。」

    男が惚れる男というのはこういう人のことを指すんでしょう。
    この人に会えていなかったら、いまだに左バックは出来なかったかも。

    気になるのは、オメガのシーマスターを手首内側にはめているところ。
    こんなに男らしい人なのに、よりによって何で内側?
    ・・・変な詮索をするのはやめておきましょう。


    ■5時限目
    教官は大型車の第2段階9時限目でのみお世話になったことのある、
    「無愛想で感じの悪いタイプ」と書いた比較的若い男性。

    教習簿を見て「なに、普通けん引なの?」と聞かれるところをみると、
    大型を教えたことがあることを完璧に忘れられているようです。
    逆に言うと、普通けん引なんてアクロバットをやりそうに見えるキャラなのか?

    本日の教習課題は「方向転換」だそうで、本来であればこの時間になって初めて
    方向転換を教えることになっているそうですが、
    この時間に教え始めたところですぐに出来るようになるわけもありませんから、
    教習所では最初の頃からずーっと方向転換ばかりやるのだそうです。

    ということは、今日方向転換が出来ないと夢の時間超過じゃんか!!
    と勝手にプレッシャーを感じながら方向転換の教習開始です。

    初っぱなから左からの方向転換の課題を課されますが、何とかクリア。
    右からの方向転換の課題も割と余裕でクリア。
    最初はどうなるものかと思っていましたが、ゴールが見えてきた感じがします。

    で、方向転換は終わり・・・になるはずもなく、
    右から、左からと方向転換の練習は続くわけですが。

    途中、右手に痛さ覚え手のひらを見てみると、見事に皮がむけてました。
    そりゃ、3時間もバックのハンドルを切り続ければ皮もむけるわな。

    総評「バックでのハンドルのタイミングが若干怪しい時が見られますが、
       検定レベルで問題になることはないでしょう。
       バックが肝ですが、それに気を取られすぎてつまらない乗り上げなどで
       検定中止になる人もいますから注意しましょう。」

    というわけで、最大の難関である方向転換にハンコゲット。やりました。

    このまま順調にいけば明日の2時間で教習を終了できる目論見なんですが、
    そんなうまい具合にいくのかどうか。もう一頑張りです。
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■1370 / 6階層)  6日目 第2段階 6・7時限目
□投稿者/ ちーかま 元帥(1056回)-(2007/03/18(Sun) 20:23:04)
    昨日3時間も乗っちゃったもんだから例によって、
    右半身は全体的に筋肉痛ですし、右手の皮は剥がれるわで散々な状態。
    しかし!!2時間目は「みきわめ」となっていますから何が何でも突破せねば!!
    けん引って1時間当たりの単価がやけに高いし、超過は許されません。(笑)

    ■6時限目
    教官は・・・元ヤン教官。
    枠に入らなかったり、言うことを聞かなかったりすると、
    鉄拳制裁(誇大)が待っていますから覚悟しておくように。

    卒検間近と言うことで、いつもの方向転換に加え、
    卒検で使用するコースを部分的に走行。
    昨日の「白バイ教官」の熱血指導のお陰で方向変換も面白いくらいに入ります。
    イン側に寄ったりアウト側に寄ったり、戻すのが遅れたりもしてますが、
    いつの間にか修正方法もからだが覚えてくれたようで、切り返しすることなく完了。

    右から左からと方向転換成功連発で勝手に満足していると。

    教官「もう右でも左でも、好きな方の練習でもしててください。」

    やりました。けん引11時間目にしてやっと初勝利。(誤)
    こんな事なら白バイ教官に3時間くらい連発で特訓していただきたかった。

    ってな感じで勝手に練習。もうここまで来れば大丈夫でしょう。

    総評「大丈夫でしょう。検定だったら3回まで切り返しできますから焦らずやってください。」


    ■7時限目
    !!!

    ・・・トップガン教官登場。ネタだろオイ!!

    今までも数々の迷勝負を繰り広げてきましたから、
    けん引みきわめという、言わば集大成ではギャフンと言わせてやりたいところ。

    何一つ省略することなく、細心の注意を払って運転に取りかかりましょう。
    さっきの時間も自分が座っていた席ですから、位置あわせをする必要はありませんが、
    シートの位置、ルームミラー等省略せず一通り合わせ直す演技から開始。

    まずは右からの方向転換が含まれる卒検コースを実走。

    教官「(方向転換に入り終わったときに)ハンドルの高さが低くないですか?
       ハンドル左にあるレーバーを引いて調節し、押し込んで固定して下さい。」
    ・・・それをここで持って持ってきますか。なんだかなぁ。

    特に難なくクリアでき、これなら文句は無いでしょうよ!!と思いきや、

    教官「安全確認を忘れていることが多いですね。それで落ちるというのは一番勿体ないですから、
       今度はそれに注意して走ってみましょう。若干大げさな動作にするといいです。」

    自分ではあり得ないくらい大げさに確認してるつもりなんだけどなー。忘れてるのかなぁ。
    あと、方向指示器を出したときにルームミラーによる確認も怠ってはいけないそうで。
    あれ、大型車のルームミラーって飾りじゃなかったの!?

    そして、次は左からの方向転換が含まれる卒業検定コースを実走。
    しかしなぁ、今まで全く気にかけていなかったルームミラーを見ろと言われても忘れますって。

    私 「(S字出口で)またルームミラー見るの忘れちゃいましたね。」
    教官「S字カーブは狭路ですから、入り組んだ交差点同様に後続車はいないという扱いになります。
       なのでここではルームミラーを見る必要はありません。」
    私 「ほぉ・・・・。」

    ・・・法律家?
    マニアである私を黙らせるとは、エクストリームアルティメットマニアの称号を差し上げたい。
    別に嫌みで言ったわけではないんですが、勘違いされました?
    道路交通法、道路運送車両法あたりで分からない事があったら電話したいところ。

    方向転換の復習では失敗した場合の復帰方法の指導。
    枠内にヘシ曲がって入ってしまったとして、切り返しをしてまっすぐに戻して下さいと。
    普通に入るんだから、わざわざ難しいシチュエーションを作らないでも・・・と思うわけですが。

    前進をしますが、路肩の手前には意味深な白線が引いてあります。
    普通の教官であれば、「けん引車はこの線は気にしないで良いです。」というところですが、

    私 「(切り返しの前進中に)前の白線は・・・」
    教官「路肩と見なします。」

    流石、大正解。
    他の教官にも教えてあげて下さい。

    私 「では、車輪で踏まなければいいですね。」
    教官「オーバーハング(車体のはみ出し)は問題有りません。」

    技能教習員の教習じゃないんだから、そこまで細かいことに拘らなくてもいいでしょうに。
    当方、単にけん引の運転免許を(悪ノリで)取りに来ただけですから。

    なおこの白線は、大型車、けん引車では路肩と見なされ、
    その先にある本当の路肩は新大型車教習の時に路肩と見なされるものだと、
    新大型車教習推進担当と思われる方が仰ってました。

    そんなこんなでみきわめにOKを頂きました。
    左からの方向転換にぶち当たったときには、多少の超過をしてしまうかと思ってましたが、
    お陰様で何とか超過無しで技能教習終了。
    今回のけん引免許計画、なかなか手強かったです。(ってまだ受かったわけではないが)

    教官「これで教習はすべて終了です。卒検に望んで下さい。何かご質問は?」
    私 「・・・すいません、思い浮かびません。」
    教官「(苦笑)あーのー、検定では3回まで切り返しできますから、大丈夫でしょう。
       少しでも不味いと思ったら無理に続行せず、さっさと再挑戦したほうがいいです。」

    どの教官も3回までOKということを強調されますが、それは私のバックが怪しいから?
    または1回で入る人なんぞ希だからなのか真意は分かりませんが、3回までOKだそうです。

    トップガン教官との最終対決、今回は「勝利」としても宜しいでしょうか?
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▲[ 1370 ] / ▼[ 1378 ]
■1377 / 7階層)  7日目 卒業検定
□投稿者/ ちーかま 元帥(1059回)-(2007/03/21(Wed) 16:10:33)
    ついに来てしまいました、けん引車卒業検定。
    今日これに合格してしまうと、しばらくはトレーラートラックに乗る機会はありません。
    しばらくというか、運送関係に転職しない限り一生乗らないような気もしますが・・・。
    自家用のバスを所有しているバスマニアは結構いらっしゃいますが、
    自家用トレーラートラックを所有するマニアは・・・聞いたことないしね。

    今日も例によって自転車で教習所へ突撃。まずは受付から。
    深視力検査は先日練習し、必殺の奥義を編み出しましたから問題ないでしょう。

    私 「今日は・・・」
    受付「(話し終わる前に)卒業検定ですよね、そのまま待合室に行って下さい。」

    といわけで無事、深視力を顔パス?し、検定待合室にて待機。
    今日の各種技能試験試験も大盛況で待合室は満員です。
    ですが、けん引免許を受験するアホは私ひとりだけだと。・・・第3者役は誰よ?

    例によって、試験採点表と試験コースが配られます。
    試験コース「2」、試験車輌「13」、試験順序「1」
    試験コース2は右バックでの方向転換ですから受かったも同然。やりました。

    その後、聞き飽きた一般的な検定時の説明(本日で3回目)の後にロビーにて待機します。
    試験順序は1ですが、大型車の卒業検定が終わった後に行われるそうですから、
    いつもにも増して暇。試験前だというのに眠くもなるわな。

    ようやく試験官に呼ばれて試験開始・・・ではなく、大型車の卒業検定に同乗しろと。
    なるほど、けん引が1名しかいないですから、同乗者は大型車の方になるわけか。

    そんなこんなで、やっと自分の試験順番となり運転席に乗車します。
    乗車しますが、教習所の近くでスゲェ火事が発生し、
    (関連記事:http://www.asahi.com/national/update/0321/TKY200703210174.html)
    「曲がる角の番号しか言えない」はずの検定官がなぜか世間話を・・・。
    よりによっていつもの教習よりもざっくばらんな感じで検定開始。

    発進時に火事の話題に気を取られ、ギアをセカンドではなくバックに突っ込んでおり、
    「今日はピーピーうるせぇなぁ」とボケをかましていましたが、
    ブレーキをゆるめる前に気付きセーフ。危ない危ない。

    外周コースを一周し交差点で左折、方向転換の場所へ向かうよう指示。
    今日の試験コースは右バックでの方向転換のはずなんですが、
    なぜか左バックでの方向転換のコースを走っているよな・・・。
    そうこう思ううち、方向転換場所に到着し左からの方向転換開始の指令。

    なんでなんでなんで、左からなんすか!!
    試験コースも右バックでの方向転換って書いてあったにおかしくなくなくないっすか!?
    ・・・と思いつつ、左からでも余裕でぶち込んでやれるでしょうから素直に従います。

    大型車の時も、普通だったら方向転換のはずなのに縦列駐車を課されたり、
    普通だったら右バックのはずのけん引試験でも左バックであったり、
    わざと難しくしてやろうという悪意を感じさえしますが・・・これも運?

    微妙にハンドルを戻すタイミングが遅れましたが、難なく修正でき、切り返すことなく完了。
    その後、一時停止の交差点、踏切通過、S字カーブを経て発着点に戻り検定終了。

    クルマを降りるやいなや、

    検定官「合格です。書類が出来るまで中で待っていて下さい。」

    自己採点 「発進する前にバックギアに入っていたので、減点されたかなぁ?」

    というわけで、無事にけん引の卒業証明書を受領し、
    大規模な火災の野次馬に加わった後に帰宅したところです。

    さーて、卒業証明書も2枚貯まりましたからそろそろ免許申請しに行かないとね。
    ポイントはいつ何の理由で会社を休むのか説明に困るということか。
    受動態言い訳「飛行機がとれちゃったので」シリーズの別バージョンで、
    「検定に受かっちゃったので」ぐらいにしておきますか?(ぉぃ

    免許申請は平日のみとか言わないで、土日だって受け付けて下さいよー >警視庁さん
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▲[ 1377 ] / 返信無し
■1378 / 8階層)  関連文献
□投稿者/ ちーかま 元帥(1060回)-(2007/03/21(Wed) 20:56:48)
    「体で覚えるしかない」などと言われることが多いけん引免許ですが、
    体が覚えてくれるまで黙って通い続けるのも効率的ではありませんね。
    最終的には体で覚えるわけですが、多少は頭を使って覚える手助けでも。と。

    私の適当な文章では何をほざいているのか、わかりにくい箇所多数であったと思います。
    けん引車の免許取得と、実際の操縦について書かれている素晴らしいサイトがありましたのでご紹介。

    ・うんちやんの運転免許取得体験記
     http://www.geocities.jp/untiyan/
    キャリアカーの運転手さんと言われる割りにずいぶん緻密で論理的な文章を・・・と思って、
    プロフィールを読むと元々技術者系のお仕事をされていたようで。やはり。


    けん引車についての知識を身につけたら、次はどんなものか体験してみましょう。
    プラモデルで練習、乗用車にパイプとキャスターで作ったトレーラをつなげて練習・・・
    なんてことも言われたりしますが、目の前には高性能な電子計算機があるわけですから、
    それを利用しない手はありません。

    ・2D自動車シミュレーター
     http://geoquake.jp/webgame/DrivingSimulator/
    車種・コース変更でトレーラ練習コースを選択すると、
    実際に教習や試験で使われるのと同じ仕様のトレーラートラックが現れます。
    当初、実際の教習車で苦戦していた時に発見しお世話になっていましたが、
    思うように入らず「ゲームだから本物とは違うでしょう」と勝手に慰めたりしてました。(汗)
    が、現在ではほとんど成功するようになったところを見ると、挙動は実際に近いのかもしれませんな。
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