マニアvsマニア

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だいぶ間が空いてしまいましたな。
たまには自分でもうんざりするくらいの冗長な駄文を、画像無しでお届けしちゃいますよ!!

こんな文章誰が読むんだよ?って感じですが・・・。

リビングのテレビが壊れかけてたんです。
暖まらないと映像が安定しないなぁと思っていたら、
ついに安定しないどころか映像が横方向に一直線に・・・。

もちろん、この手の故障に一番効く修理方法は叩くこと。常套手段ですね。
ツボに一発張り手を食らわすとうまく映るようになったりするわけですが、
またしばらくすると映像が再び上下方向にしぼんで一直線。

ブラウン管では電子ガンから発する電子ビームを上下左右方向に振るために、
垂直同期、水平同期信号に合わせた電流をブラウン管の根本に取り付けられている
偏向コイルに流す必要があるんですが、垂直方向に振る回路が故障した場合、
ビームを正確に上下に振ることが出来なくなり、このような症状に陥るわけです。

このモードで故障したCRTを度々目撃してきたような気しますが、
毎秒60回もの頻度で走査をするパワー系のICには
結構な負荷がかかっているからなのだと思われます。

この回路で使用するICには大きめの放熱器が取り付けられている場合が多く、
結構な大メシ喰らいであることが察されますが、
電源のON/OFFにより冷→熱→冷→熱の熱ストレスが繰り返し印加され、
その結果ハンダのクラックなどにより故障に至るものかと思われます。

「テレビをたたくと治る」というのは、そのようなクラックが生じて接触が怪しくなった箇所に
衝撃を与えることで接続が復活するからであり、実は理に適った修理方法なのかもしれません。

さて、本題。
というわけで、この手の故障は比較的簡単に修理可能なわけですが、
無闇に修理してしまうと、アナログ放送終了までこの20世紀に製造されたテレビを
使い続けることになることが予想されるため、清水の舞台から投身自殺を図るべく
ネットをなめ回した後に某電気店へ突撃。

ええ、もちろん敬虔な信者ですから訪れるのはもちろん某在京S社の区画。
折しも何らかのフェアー開催中らしくメーカーさんのおじさんが数人いらっしゃったので、
話を切り出すとナカナカの強者営業マンであらせられる模様。

ホントは比較的お買い得感の高い一世代前の高級機にしようと思っていたんですが、
運悪く最後の在庫を売り切ってしまったそうでもうありませんとのご返答。
じゃあ、この新しい廉価版の機種はいかがでしょうか?と一般的なセールストークでしたが、
あれこれ切り込むと・・・

メ「分かりました。お客さんのような方には正直に言ったほうが話が早いですね。
  まずは従来機種から劣る点から説明しましょう。」と。マニアックトーク大会開始。

今どき詳しい人が配置されているとは予想外です。おじさんの自社製品への愛を感じます。
決して上手なトークではありませんが、実に正確かつ事実を捉えたお話に感動し・・・

「じゃあ、これください。」 となった次第。

ですが、そのまま買う私ではないのはご存じの通り。

「でも、営業さんならお分かりだと思いますが他店より高い設定ですよね?
 売値〇〇〇円で、ポイント20%ぐらいが妥当だと思うんですが。」

と、こちらも掛け値無し(?)の正直なところを申したところ・・・

「そうですね。お店の人に掛け合ってきます。」と勢い勇んでお店の人に交渉へ向かわれました。
(メーカーから派遣された説明員さんは特価対応出来ないんですな。)

しばらく待っていると、おじさんが満面の笑みで帰ってきて、
「その値段で良いそうです!!」とのこと。

というわけで、商談成立。成立したんですが・・・

メ「値引きの併用は出来ないことになっているので、通常のPOS設定では
  これ以上の値引きが出来ないんですが、お客さんみたいな人に買って貰えて嬉しいから、
  元値が安かったということにして、更に1万円負けちゃいました!!」

いやいやいや、大変嬉しいんですが、営業さんとしては大丈夫なんですか!?
ポイント還元を含めると某価格比較サイトより安いんですけど。正規流通品だというのに。

恐らくフェアー開催による実績を稼ぎたかったという事情もあるんだとは思いますが、
おじさんの心意気に感服しつつも、「ホントに大丈夫なのか?」と少々気掛かりな私でした。



コメント(2)

 私も同じ症状で買い換えました。
買い換える前は、バンバン叩きましたねwww


>元値が安かったということにして、更に1万円負けちゃいました!!

 それは『これだけ引いたんだから、オレに5Kバックしろ!』ってことでは???

> それは『これだけ引いたんだから、オレに5Kバックしろ!』ってことでは???

あっ!!そう言うことだったとは夢にも思わず、両手放しで帰宅しちゃいましたよー。
単にバックとは言わず、液晶テレビの画作りについて飲み明かしてもいいですけどねー。(ぉぃ

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