拘束

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F-1やサッカーでは割とお馴染みのバーレーンにやってきました。
中東諸国の中ではイスラム教の戒律が緩やかで、
週末には娯楽を求めて隣国からの客で賑わっちゃうようですし、
イスラム以外の文化にも一定の理解があるということだったので、
今までの国々よりも楽勝なのだろうと思い込んでいたのが大間違い。

どういうわけだか入国審査で引っかかって、しばらく待っていろと、
責任者の部屋の隣のベンチでしばらく待機することに。

なぜ待たされているのか理由を聞いても教えてくれませんでしたが、
パスポートをブラックライトにかざしたり、透かしを観察したり、
隠されている細かい文字をルーペで観察したり、
各ページに押されているスタンプやビザを確認したりしていることから
察するに偽造旅券を使用していると疑われてる・・・んでしょうか?

私が新しいIC内蔵のパスポート、同行者が従来のパスポートだったので、
その辺で引っかかっているような感じも見受けられましたが、真相は不明です。

待たされている間、あちらこちらに電話をかけられている様子でしたが、
事態は一向に進展する兆しなく時間だけが流れていき・・・。

最後に責任者と思われる方に呼ばれて、目的地や全体の旅程、職業、宿泊地、
パスポートのほかに身分を証明できるものを持っているか、
どんな種類のカメラを持っているのか、などなど根掘り葉掘り聞かれ、
さすがに冗談やネタを挟む余裕はなく、すべて正直に 白状 回答しました。
責任者の方は考え込まれた後、ようやく問題なしの判断を下して頂いたのか、
再びカウンターに戻されてビザ代を支払い、ようやく 釈放 入国となりました。

F-1やらサッカーが開催されているくらいですから、
外国人の扱いには慣れているのだろうと思っていましたが、
何もイベントがないのにフラッと立ち寄る旅行者が希有なのか、
日本人に見えないのに日本のパスポートを持っているのが怪しかったのか、
オマーン発バーレーン行きという、どちらも日本からの直行便がない便に
日本人が乗ってくること自体が理解できなかったのか・・・。
仮説はつきませんが、真相は迷宮入りとなりそうです。

ま、曲がりなりも入国できてよかったねってことで。


(余談)
ちなみに、オマーンでは通信環境が劣悪かつ、なぜか特定のサイトに
接続できなかったりしていて、思うように情報が入ってきていませんでしたが、
その点バーレーンは秀逸で、インターネットの有り難みをいつになく満喫しております。



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